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東京都府中市・エスペランサステンドグラス工房・教室 エレガントなステンドグラスのウェルカムボード制作

crojiroo.exblog.jp

だって数ヶ月に一度の贅沢なのよ!!

ここのところ、ずっと長い間、
何とか何とかしなくては、と
気になってはいても

どうにもこうにも手がつけられず
ある日はっと気づいたときには
えらいことになっていた、
という、これ。

プリン頭。

髪の毛です。
伸びて、根元の黒い髪が、キャラメルのようにみえる、
プリン頭です。

もういい加減、行かなくては。

というわけで美容院に行ってきました。







うふふ。
ちょっと贅沢なのですが、トップスタイリストを指名したのです。
だって数ヶ月に一度の贅沢なのです。
通常料金に千円そこそこをプラスして
ちょっと優越感も味わえて、
いいではないですか。


席に案内され、髪型を相談して
その後シャンプー台に通されました。

ああ、人の手で頭を洗ってもらうことの気持ち良さったら。

前日ほとんど徹夜で仕事をしていて寝不足だったせいもあり、
シャンプーの後半は意識が飛んでいました。

そしてカット。
さすがトップスタイリストさんです。
流れるような髪扱い、迷いのないハサミさばき。

「後ろのほうは少し段をいれて、
自然なふくらみを少し出しましょう。
頭の形がより美しく見えますし・・・(微笑み)」

なんて、
本当は、断崖絶壁に棲むヤギも真っ青なほどの
超絶壁の私の後頭部について
一言も言及することなく
コンプレックスを的確にカバーしてくれるあたり、流石です。

ついでカラーリング。
このあたりから、ついに寝不足がたたって
うつらうつら。記憶も飛びがちになってきました。

カラーの担当さんに、
「お疲れですね~、お茶でもどうぞ~」
なんてねぎらわれつつ、
カラーリングも終わり
シャンプー台でカラー剤をきれいに洗い流して
再びカット台へ。

そこへトップスタイリストさんが小走りで戻ってきました。
「すみません、本当ならここでマッサージなのですが
(マッサージの)担当の者が、今、手が離せなくて。
先に髪を乾かさせて下さい」

確かに、その日は日曜日の午後、
美容室もお客さんがいっぱいで皆さんとても忙しそう。

いいですよ、いいですとも。
楽しみは後にとっておくのも、またオツというもの。

ブロー開始。
ところが数分とたたずに、トップスタイリストさんに遠くから声がかかりました。
「○○さ~ん、××おねがいしま~す」
いやはや本当にお忙しそうで。
「すみません、ドライヤー、別の者に変わります」
そう言って、トップスタイリストさんはあわただしく
別の女性にドライヤーをバトンタッチ。

そこからが、問題でした。

どうやら新人さんらしい彼女、
ドライヤーの直風を私の頭に!「熱っ!!!」

「あっ、す、すみません!」
あわててドライヤーを手首で振り始めました。
(これ、基本ですよね・・・)

で、しばらくは何事もなく乾かしていたのですが・・・
一体何に気をとられていたのか、
フリフリしていたドライヤーで、
わたしの頭をガンガン殴ったんです。

「痛っ!!!」
「あっ、あっ、す、す、すみません~~~!!!」

ああ、ここで怒るべきですか。怒らざるべきですか。

私は耐えました。
「だ、大丈夫・・・気をつけてね・・・」


なぜって。
その子の気持ち、なんとなくわかるのです。
仕事をはじめたばかりの新人で、
いろいろなことを覚えなくちゃいけなくて
忙しいフロアで
先輩たちの動きもよく観察して
タイミングよくアシストに入らなくちゃいけなくて
あせりと不安でもういっぱいいっぱいで。

かつて私も若いころはそういうことってあったし、
そしていつか自分の息子だって
そういう試練を乗り越えて行くのだから。。。。

いやあ、母親になるって偉大です。
もう、ものすごく気が長くなります。
(以前の私だったら、もう怒ってます(苦笑))

それに、それにわたしにはまだ楽しみが残っているし。
マッサージ。これが終わったらマッサージ♪

ようやく髪も乾き、
トップスタイリストさんが仕上げに戻ってきて
スキバサミでシャッシャと形を整えて、
いいにおいのするトリートメントをしてくれて
大きな鏡でバックスタイルを確認させてくれて
満面の笑みで
「ハイっ、お疲れ様でした~~」

 えっ、マッサージは?

って、言えますか?このタイミングで、言えます?

マッサージって、なんとうか
美容院ではサービスのおまけという感じで
決してサービスの根幹ではないので
無くても文句は言えないような。

でもほかの人はしてもらってて、
やっぱり気持ち良さそうで。

育児してると肩が凝るんです・・・・!!
誰ももんでくれないんです・・・・!!
実はものすごく楽しみにしていたんです・・・・!!

でも、やっぱり言えなくて。
で、ちょっと肩をまわしてみたりしてみました。

さすが、トップスタイリストさんです。

「あっ、すみません、
長い間おまたせしてしまって
お疲れですよね!
気が付かなくて質礼いたしました。
○○さ~ん、マッサージお願い!」

「は~い」

やってきたのは
私の頭をドライヤーで殴打したあの彼女でした。。。。

あああああああああ。

だって数ヶ月に一度の贅沢だったのに!!
by crojiroo | 2008-06-29 00:12 | ギャラリー日誌