東京都府中市・エスペランサステンドグラス工房・教室 エレガントなステンドグラスのウェルカムボード制作

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気が付いたら、ずっとずっと遠くへ

何かを続けられる人と、飽きてしまう人、その違いはなんだろう。
常々考えていて、先日、仕事の帰り道、ふと思ったこと。

ステンドグラス教室は、開講してもう8年。
今まで、教室を事情があって辞めていた人は、たった2名のみです。
通常、習い事って、約6割の人が1年以内で辞めてしまう、というデータがでているそうです。
そんな中で。
それ以外の人は、ずーっと続いています。
開講当初の生徒さんになって下さった第一号の方も、いまだに、楽しく続けています。
やめた2名の方の1人は、ご結婚で遠方へ引っ越したから、
そしてもう1人の方ともいまだに連絡をとっていて、来月みんなでランチの予定。
私自身がびっくりです。
私は割と引っ込み思案で、会話もうまくないし、盛り上げ上手でもない。
むしろ生徒さんたちのほうが、人間的に魅力溢れ、会話上手で、盛り上げ上手な方が多く、
ランチ会などの企画もして下さるほどです。

何が続けるコツなのか。
われながらかなり飽きっぽいと、自分でも自覚している私は、
生徒さんたちを密かに観察して、あれこれ考えました。

出た答えが。
「打率は3割で、ものすごく優秀なのだ」、です。
イチローみたいですが(笑)

例えば、達成したい目標や、こうなりたいっていう理想のビジョンがあったら、
それに向かって努力する。
そのとき、私は短期的にわーっと10割達成の勢いで走ってしまう、
短距離走タイプなんです。

もちろん、そんな勢いは永遠には続くわけがないから
どこかで、走るのをやめて、ハアハアと息継ぎをして
休憩して、体力を戻さないといけない。

でも、そうやって休憩を取ることに、罪悪感を感じてしまうんですね。
本当は走れるのに、なんで自分は怠けて、休んでいるんだろうって。

かたや、私の生徒さんたちを見ていると、全然そんなことはなくて、
人生に無駄に力が入っていなくて、
目標やビジョンはあるけれど、毎日の生活のペースも大事、
だから、自分のペースに無理のない範囲のエネルギーを、そそぐ。

たとえ自分に10割出す力があっても、
それが半年とか1年でゼロになってしまうんじゃなく、3割出して、7割温存。
そして何年も何年も、それを蓄積する。
すると、蓄積すること自体にもある意味でエネルギーがあるから、
1年で10割達成して走るのをやめてしまうより、
結局は、ずっとずっと遠くへ、気が付いたら到達している。

で、本来短距離ランナータイプの私ですが、
生徒さんたちのおかげで、生徒さんたちのペースに乗せられて、
8年後の、今の不思議な景色を見せてもらっています。
まさか8年前は、
こんな風に出会ったこともなく、出会う予定もなかった人たちと仲良くなり、
一緒に作品作りを楽しみ、ランチ会を楽しんでいることなんて想像もできなかった。

そういうことなんじゃないかしら、と。

ずっとずっと遠くの景色がどんな感じか、行ってみないとわからないから。
最初考えていた景色とは違うかもしれない、
いや、多分全然違うと思う。
その景色が、見てみたいなら。
たとえ短距離ランナーなタイプのひとでも、
パートナーには、ぜひ長距離ランナータイプを。


理想の自分の達成度が10として、現状3割の達成度しかない、と自分に幻滅するのはやめて、
3割達成ならなかなかがんばっているじゃないか、と思って、
どんな波が来ても、どんな風が吹いても、
坂があっても、谷があっても、ゆるゆると、3割で歩き続けた方がいい。
その先の景色が、見てみたいから。

お教室を8年続けられた今、思うのは、
生徒さんから教えてもらうことが、実に実に多い、ということでした。
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by crojiroo | 2013-05-27 03:18 | ステンドグラス教室